生活防衛資金という考え方

投資の始め方

生活防衛資金という言葉を聞いたことはあるでしょうか。

本日はこの言葉について少し考えてみようと思います。

生活防衛資金というのは、想定外な生活での支出(生活費や病気、災害などで急に現金が必要になった場合)に備えていくらかを投資に回さないお金として持っておく資金という位置づけです。

投資家といっても、もちろん普通に生活がありますし、家庭を持ち家族を養っていく立場の方も多いです。なので、全ての貯金を投資に回してしまうと、何か想定外の支出があった時に対応できなくなってします。そこで生活費の3ヶ月分や、6ヶ月分、多いと2年分を生活防衛資金として持っておくというのが投資家の中では一般的と言っていいでしょう。

この額については、投資に対する考え方や、それぞれの立場、職業等によりますが、投資初心者の方は約6ヶ月分の生活費をまかなえる額があればいいのかなと思います。

というのも、仮に何かあった場合には買っている株や投資信託などを売却してしまえば数日以内には現金に戻せるからです。

論理的には、その数日のタイムラグの間の支出さえどうにかできればいいので、6ヶ月分というのは少々多すぎるとも言えます。しかし、投資初心者の方はまだ株に対して自分の考えが確立できていないことも考えられますので、有事の際に思い切って株を売却するというのをためらうこともあるかもしれません。

ですので、その時間の猶予を十分に長くとって6ヶ月分が安心できると考えます。ただし、何かあったときには必要な分の株を即座に解約するというのが正しい対応ですので、それができる範囲で投資をするというのが最も理にかなったやり方です。

もちろん、投資は自己判断ですので、この生活防衛資金についても自身の裁量で決めるのが最適解でしょう。

最後に、投資は感情ではなく、ルールを決めて機械的に売り買いをするのがベストです。人は流される生き物ですのでそこを忘れずに。

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