暴落時の買い増しはルールを決めて機械的に行いましょう

医師のための資産運用ロードマップ

インデックス医です。

2020年10月末に、世界中でのCOVID19感染症の再流行の影響などから下げ相場が訪れています。調整相場とも取れる相場ではあるのですが、今回このような相場をチャンスと捉えてリスク資産の買い増しを行った投資家も多いでしょう。
私自身はこのような相場の中で買い増しを行う時のルールは決めていませんでした。しかし、資産が大きくなるにつれ、感情に任せた買いを行うことは合理的でないリスクの取り方をしてしまうことにつながります。ですので、一度下げ相場、暴落相場の中での買い増しについて考察してみようと思います。
今回は思考を複雑にしないよう、ポートフォリオは現金と一種類の株式のみを保有している前提として考えて行きます。

選択肢①ポートフォリオバランスが崩れた時にそのリバランスとして買い増しを行う

最もシンプルで、機械的に買い増すには非常に簡単なルールですね。

例えば
現金:株式を3:7と決めている場合は、暴落によってそれが4:6,5:5などにバランスが崩れた場合に3:7のバランスが保たれるように、現金で株式を買い増していく。それだけです。

この時に注意したいのは、月に1度ポートフォリオをチェックするのであればその時以外では買い増しをしない、理想はポートフォリオのチェックはその月に1度以外は行わないことです。相場が大きく動いているときは。どうしても感情的に売買したい衝動に駆られてしまうものです。しかし、感情で売買してしまうことは資産を増やすためには適さない悪手です。毎月1日にポートフォリオを確認し、リバランスするのであれば、それ以外の日は資産の確認は行わないことが吉でしょう。

選択肢②ある時点からの下落幅に対して、買い増し額(割合)を決めておく

例えば、直近の最高値から10%下落した場合は余剰資金のうち5%買い増す、20%下落した場合はさらに5%買い増すといった、下げ幅ごとにルールを決めておく方法です。

この方法のメリットは、自身でどこまでの下げを期待するかで割合を決めることで平均取得価格を大きく下げることができる可能性があることですね。

しかし、計算が煩雑になるのは避けられませんね。

選択肢③ある一定割合の下落が訪れた時点から積み立て額を増額する

これは機械的に買い増すのに、シンプルかつ単純で良い方法かもしれません。

例えば、20%の下げが訪れた月から、数ヶ月もしくは数年間は積み立て額を増額するといったルールをきめるということです。

〜ショックが訪れると、相場が回復するまで年単位での期間がかかることが多いです。その底がいつ訪れるかもわかりません。機械的に積み増しをすることで、思考を介在させることなく下落相場で淡々と買い増していくことは資産の増加に大きく寄与すると思われます。

結論 自分ルールを決めて機械的な買い増しを行いましょう

3種類の買い増し方法を紹介しました。
どれが正解ということはありませんが、重要なのはルールを決めてそれをひたすら継続していくことです。途中で方針がブレることが1番もったいないので、1度じっくり考えてみることをお勧めします。自分で決断を下すことがぶれない軸を持つためには不可欠です。

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