研修医がすべき資産形成まとめ

資産形成

この4月に研修医になって、社会人としての第一歩を多いかと思います。今日はそんな研修医の方々に向けて、資産形成の第一歩も踏み出せるように簡単な制度の紹介をしたいと思います。
といっても、このブログでこれまでに紹介してきた制度の簡単な紹介となるので、詳細が知りたい方はリンクから確認してください。

医師は若いうちから世間一般よりはもらえる給料は多いです(労働の過酷さと比例していない場合も多いです)が、それと共に支出も上がっていく傾向にあります。
資産形成の基本は
収入−支出
これを最大化することから始まります。せっかく多くの収入を得ても支出まで高くなってしまっては資産形成における医師としての利点を活かしきれません。
医学書や学会費など自己投資とも言える部分に関してシビアに削る必要はないと思いますが、無駄に高い飲み会代などを少しでも資産運用等に回すことで将来大きなリターンとなって返ってきます。長期的な視点で生活していきましょう。

本日紹介する制度一覧

  • ふるさと納税
  • 積立NISA
  • 個人型確定拠出年金(イデコ iDeco)
  • 生命保険料控除を受けるための保険

それでは順番に解説していきます。

ふるさと納税 

ふるさと納税は税金を自治体に先払いすることで、実質2000円で様々な返礼品をもらうことができる制度です。節税の1種だと考えてください。
その上限は年収や家庭の状態によるので注意が必要ですが、さとふるなどで簡単に上限額のシミュレーションができます。

例えば独身で年収400万円であれば、42100円分の寄付をすることで黒毛和牛や炊飯器など様々なものを受け取ることができます。研修医であれば収入はこの前後の方が多いかと思います。
もう少し詳しく知りたい方はこちらからどうぞ
社会人1年目がまず取り組むべき節約術

楽天ふるさと納税を利用すれば自己負担分の2000円も実質無料にすることができます。詳しい方法は長くなるので割愛しますが、こちらの記事を読んでいただければ楽天経済圏についてわかると思います。
楽天経済圏に入ってお得に自己投資しましょう

積立NISA

NISAや積立NISAは聞いたことがあるかもしれません。
これは株や債券など金融商品などを運用し、得た利益にかかる約20%の税金が非課税なるという非常にありがたい制度ですので、資産形成において使わない手はありません。
積立NISAであれば年40万円が上限ですので、33333円/月となります。
研修医でも十分に積立できる金額だと思いますので、資産形成のはじめの一歩にはおすすめです。

もう少し詳しく知りたい方はこちら
積立NISAでインデックス投資を始めよう

個人型確定拠出年金(イデコ iDeco)

イデコは自分で作る年金のようなものです。
一時期話題なった2000万問題でも示唆されているように、将来私達の年金はどうなるかわからない状態です。国としては、それに備えて国民が自分で年金を作れるような制度を作って支援していこうという方針なんですね。
このイデコはその代表例で、
この年金を作るために払った掛け金が所得控除になる
運用による利益は非課税(積立NISAと同じ)

という2つの大きなメリットがあります。

ただ、60歳までは資金が拘束される(途中でやめることができない)、受取時に税金がかかるといったデメリットもあります。

しかし、この記事を読んでいる医師にはイデコはお得な制度でしょう。
掛け金が所得控除になるというメリットは、簡単に言うと年収が高い人ほど税金が安くなるということです。日本が累進課税だからですね。
ですので、医師がイデコを利用して資産運用することは大きいメリットがあるでしょう。研修医の平均年収ではメリットはそれほど大きくありませんので、無理に始める必要はないですが、後々は利用する価値が高まりますので、概要だけでも覚えておくといいかもしれません。

詳しくはこちら→イデコ(iDeco)によりお得に節税をしよう

生命保険料控除を受けるための保険

基本的にこのブログでは保険に加入することはおすすめしていません。
少なくとも独身であればほとんどの場合は加入する必要はないでしょう。

その理由については下記記事で書いてますので気になる方はチェックしてみてください。

医師でFP資格保有者である私が考える医療保険は掛け捨て以外入らなくていい理由

さて、じゃあなぜ保険の話をするのかと言うと、これも節税のためですね。
生命保険料控除というものを受けることで、所得税や住民税が安くなります。額面が同期の研修医を同じでも、この控除を受けることで手取りを自分のほうが多くすることができるのです。

明治安田生命のじぶんの積立 という保険商品がそれに適しています。掛け金は月5000円です。それ以上にもできますが、生命保険料控除にも上限がありますので、月5000円が最適解でしょう。

この生命保険料控除を受ける方法は、保険を節税のためだけに使うという、ある意味裏技的でもありますので、全員にはおすすめしません。保険が不必要であることを理解し、保険契約の手間を惜しまない方がやることをおすすめします。

具体的な方法や得する金額などはこちらから確認してください。

無駄な保険に入るくらいなら明治安田生命じぶんの積立で生命保険料控除を受けましょう

まとめ

いくつか制度や保険など紹介してきましたが、将来に向けて資産形成をしたい方は、今この瞬間に一つでも始めてみることをおすすめします。
まずは今年、ふるさと納税をするだけでも十分ですので、行動してみましょう。

資産運用の世界は時間を味方につけることが非常に重要で、
資産形成のスタートを若いうちにきることができれば、それだけでも大きなアドバンテージとなります。

他にも細かい仕組みがわからない制度などあれば解説していきますのでコメント欄からお問い合わせください。

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