医学生のための資産形成入門 基礎知識編 ⑫インデックス投資と個別株投資

医学生のための資産形成入門

 インデックス医です。

 本日は、インデックス投資と個別株投資を比較することで、それぞれの特徴をみていきます。

 私はインデックス投資を推奨しておりますが、個別株にもその良さがありますので、自分の目指すところと一致するものを選ぶと良いと思います。

 また、当然ですがどちらか一方しか出来ないわけではありませんので、どちらもやりながら自分にあったものを考えていくのも一つだと思います。

インデックス投資と個別株投資

 さて、両者の違いですが、以下のような観点で見ていきます。

 ①リスクとリターンのバランス
 ②手数料の違い
 ③投資に対してかかる手間

 リスクとリターンのバランス

 個別株投資     → リスクは高め、リターンも高くなりうる

 インデックス投資  → 適切なものであればリスクは低い、リターンは平均的

 ここでいうリターンの平均というのは市場全体の平均という意味です。テストで赤点を取ることはないが、100点もとれないイメージです

 個別株に関しては、リスクは基本的に高くなります。例えば、投資した会社が潰れればその株は紙切れ同然となるからです。100点を取る可能性もあるが、0点にもなりえます。

 手数料

 個別株投資     → 手数料は売り買いするたびにかかります、投資額に対する手数料はインデックス投資と比べると比較的高くなります

 インデックス投資  → ノーロードファンドと呼ばれる投資信託を選べば、基本的に売買時の手数料はかからず、年間の維持手数料のようなものが少々掛かる程度です。手数料は圧倒的に安いです

 ③かかる手間

 個別株投資     → 売買のタイミングを図る、相場の動きと合わせた分析など1社あたりにかかる手間は多いです。

 インデックス投資  → 基本的には、構成銘柄や割合の変更で大きな動きがないか、指数の動きとの乖離が大きくなっていないか、などを見る必要はありますが、個別株に比べると少ないです。

 手間に関しては圧倒的に個別株投資のほうが多いです。というのも、1銘柄ずつ分析をする必要があるからです。

まとめ

 リスクとリターンは、インデックスは平均に収束しやすく、個別株は100-0まではばが広いので、どこまでのリスクを許容するか次第であること

 手数料は、圧倒的にインデックス投資が安い。個別株は売買のたびに手数料がかかるので、頻繁な売買はリターンが下がる要因になる。それを計算に入れると、結局インデックス投資に勝てる銘柄は非常に少なくなるのがデータで立証されている。

 かかる手間・労力は圧倒的に個別株が多い。分析自体が楽しいなら、個別株は向いているかも

 総じて、かかる手間に対するリターンのコストパフォーマンスはインデックス投資のほうが高いでしょう。

 ただし、個別株で財を成している投資家はいるわけで向き不向きはあると重います。

 投資で平均点を取るのは、インデックス投資をするだけで済みますが、100点を目指すととたんに難易度が跳ね上がるので、投資で一定の金融資産を得たいだけならインデックス投資を、投資で大金持ちになりたいなら個別株をするとその可能性は広がるでしょう。

 あくまでも筆者はリスク低めのインデックス投資推奨派です。

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