医師でFP資格保有者である私が考える医療保険は掛け捨て以外入らなくていい理由

節約術

筆者は医師であり、FP3級も保有していますので、少しばかり健康や保険のことなどは勉強しております。

本日はそんな私が考える、民間の医療保険は掛け捨てでいいと考える理由を説明します。

その前に、そもそも私は保険はいらないと考えております。高額療養費制度という国の制度を利用すれば、突然の病気で入院し、高度な治療を行ったとしても私達が病院で払うお金は上限が設定されており、それ以上は返ってくるからです。この金額に関しては収入によりますが、国の制度なのである程度貯金をできていれば十分に払える金額になっています。 ですので、独身である私は現時点では保険に入っておりません。家庭のある方は子供の教育や養育費など、もし自分に何かあった場合にお金を残しておく必要があるでしょう。そういう方はこれから説明する掛け捨て型の医療保険に入っておくことをおすすめします。

医療保険には「掛け捨て」と「積み立て」の2つのタイプがあります。

満期や更新、中途解約時にお金が戻ってくるのが「積み立て」

満期や更新、中途解約時にお金が戻ってこないのが「掛け捨て」

という認識で良いでしょう。

お金が戻ってくるということで積み立てのほうがお得に見えますし、保険屋さんも基本的にこちらをおすすめしてくるでしょう。日本人は安心を求める性質が強いので、積立型の保険に入っている方も多いです。

ですが、私はこの積み立て型の保険はおすすめしません。

最大のデメリットは保険料が非常に高いということです。月に数万円、多い方で10万円以上払っている方もいますね。確かに、何十年後かにほぼそのままの金額か少し増加して戻ってくるというのは魅力的に感じるかもしれません。

この仕組に疑問を持ったことはありませんか?

私達が払った金額がそのまま返ってくるということは保険会社はどこで利益を得ているのでしょう?

この答えは資産運用です。私達が保険会社に何十年もお金を預けている間に、資産運用で資産を増加させ、その差分を利益として得ているのです。保険会社がなにか悪いことをしているわけではないのですが、私達が損をしていると思いませんか。

自身で資産運用をすれば、30年もあれば、相当なリターンを得ることができます。

これを得るために、家庭があり医療保険に入らなければならない方には掛け捨ての医療保険を勧めています。(私のように独身の方は医療保険に入る必要はないでしょう)

け捨て型は月々の保険料は数千円でも十分な保険金を受け取れるものがありますので、そちらに加入して、積立型との差分の数万円を資産運用に回すことで、将来的には大きく資産を増加させることができるでしょう。

但し、掛け捨て型にした差分を趣味などの出費に充ててしまい、資産運用に回せない性格の方は積立型にすることで将来のために積み立てるというのもありでしょう。

自身の性格を理解した資産の管理が重要です。

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